武田 麻里 さん(和歌山児童家庭支援センターきずな主任・ソーシャルワーカー)Message 14

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武田 麻里 さん

Takeda Mari

和歌山県生まれ。大学卒業後、テレビ局に勤務の傍ら通信制大学で社会福祉を学び、28歳で福祉の世界に飛び込む。社会福祉士や精神保健福祉士、ケアマネージャー等多数の資格と豊富な知識を持ち、いくつかの福祉関係機関に勤務した後、平成21年より現職。

和歌山児童家庭センターきずな

平成21年に、和歌山県が開設した、児童相談所の補完的役割を担う民間相談機関。子どもと家庭のあらゆる相談を受け、子どもに関する様々な課題を、関係機関と協力しながら解決に向けて支援する役割を担う。運営は社会福祉法人虎伏学園が行っており、同じ敷地内には同法人が運営する児童養護施設「つつじが丘学舎」、情緒障害児短期治療施設「みらい」の児童福祉施設があり、「きずな」ではその退園児のアフターケアも行っている。

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■所在地:和歌山市つつじが丘7-2-1 
■電話:073-460-8044
     (平日9:00~18:00)



―まず、この仕事を始めたきっかけを教えてください。

 元々私は芸術大学卒業後、テレビ局に勤務していました。20代前半までは福祉とは無縁の生活を送っていたのですが、働き出してすぐに体調を崩し、入退院を繰り返すようになりました。入院中は大部屋で過ごすことが多かったのですが、命の瀬戸際にある末期患者の方とも出会いました。そんな方のお話をうかがっている中で、「まりちゃんに聞いてもらって気持ちが楽になった」と言ってもらえ、私にもできることがあるのだと気づきました。また、同じ時期に取材で福祉施設に行ったこともあり、より福祉に関心を抱くようになり、働きながら通信制大学で社会福祉を学びました。
 そして、当時全国で4番目に和歌山県で立ち上げることになった知的障害者のデイサービス施設の開所に合わせ、福祉の世界に飛び込みました。28歳の時でした。その後、別の社会福祉法人や県社会福祉事業団で、知的障害、精神障害、重度心身障害、肢体不自由、発達障害等様々な困難を抱えた方々やそのご家族の支援に携わってきました。こちらのセンターには開設準備の平成21年当初から勤務しています。


―ふだんの仕事は、どんなことをなさっていますか?

 ソーシャルワーカーと心理士で、子どもと家庭に関する幅広い相談をお受けしています。その時意識しているのは、子どもだけを支援するのではなく、ご家族も含めて支援していくことです。子どもを育てるということは、大きな喜びもありますが、同時に悩んだり苦しんだりという事態にも陥りやすいものです。中には、自分自身が親御さんとの関係が悪く、自分の子どもとどのように親子関係を築いていって良いか分からない親御さんもいます。そういった家庭では、児童虐待の危険性のあるケースもあります。もちろん現に児童虐待が行われている場合は、児童相談所とともにケース対応にあたります。
 きずなでは、そういった深刻な状態になる前の子育て相談、児童福祉施設退園児童と家族へのアフターフォロー事業や児童相談所からの指導委託ケース、児童本人、ご家族はもちろん、学校、就労先からのご相談をお受けしています。多様なケースがあるため、24時間何が起こってもすぐに対応可能なように、公用携帯電話は常に持っています

―最近、特にホットなトピックがあれば教えてください。

 こちらのセンターでは、様々なプログラムをとりいれながら支援をしていますが、最近は特にカナダ発祥の親支援プログラム「Nobody’s Perfect~完璧な親なんていない~」に力を入れています。真面目な親御さん方ほど、完璧を目指して息苦しくなり、自分一人で悩みを抱え込んでしまいます。このプログラムでは、子どもはプロのシッターさんが別室でお預かりして、ママさん達がお茶やお菓子をたしなみながら、毎回1つのテーマをママさん達に決めて頂き、体験談や思い、うまくいったことをシェアしていきます。子どもと離れて語らいのひとときを過ごすことで、自分だけが悩んだり苦しんだりしなくてもいいのだ、という気づきから、ママさんご自身が本来持っている力を引き出していき、子育ての問題を解決していく力を身につけていただくことを目標にしています。この場で子育ての知恵を得られますし、参加者同士の絆も深まります。
 こういった地道な実践が、児童虐待の予防に効果を持つと考えています。

―最後に、和歌山の若者たちに一言メッセージをお願いします。

 一見悩みもなく幸せそうに見えるような人も、実は色んな苦しみを抱えながら生きています。その苦しみを抱えきれなくなったとき、誰かに助けを求めるということは、決して恥ずかしいことではありませんし、むしろとても勇気のいる、力強い行為だと思います。「こんな小さなことで」と思わず、自分でどうにもならないことなら、ご家族やお友達、または私たちのような支援機関に頼ってください。誰かに相談することで、解決につながる何かをつかめるかもしれません。

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