村上 美保子 さん(有田地方教育相談室みらい代表委員)Message 28

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村上 美保子 さん

Murakami Mihoko 

三重県生まれ。長年有田地方の県立高等学校教員を務め、教育相談や生徒会活動を担当。平成16年、退職金の一部を元手として自宅隣にログハウスを建設。そこを拠点に不登校やひきこもりの子ども達、若者達やその家族への相談支援を、10年以上ボランティアで行っている。

有田地方教育相談室みらい

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村上さんが、自宅隣に建てた山小屋風のログハウスを不登校やひきこもり等、何らかの生きづらさを抱えた子ども達・若者達のための居場所として開放。木の香りが漂うアットホームな空間で、思い思いの時を過ごしている、様々な相談事に対応する他、村上さんの教員仲間や教え子達も協力しながらの学習支援も提供。
■所在地 
〒643-0854 有田郡有田川町長田257
(来所の際は要事前連絡)
■電話
0737-52-5320(平日10時~17時)


―まず、この仕事を始めたきっかけを教えてください。

 長年高等学校に勤務し、生徒達の心の悩みや家庭の問題に向き合ってきました。最後に11年間勤務した耐久高等学校では、スクールカウンセリングについて専門的に学び、後に「ホッと。るーむ」と生徒が名付けた教育相談室で、教室に入るのが難しい生徒達をサポートしてきました。やんちゃな生徒も大人しい生徒もいましたが、一人一人の生徒から、私自身沢山のことを教えられてきました。
 平成16年で定年になり、退職することになったのですが、子ども達に関わる活動を続けたいと思い、退職金をはたいて、子ども達や若者達が安心して集える場として、自宅隣にログハウスを建てました。建ててから色々考えようと思っていたところ、地域の方々や、かつての同僚、教え子達がソファやテーブル、絵画、扇風機、果てはメダカに至るまで、ありとあらゆるものをログハウスに持ってきてくれました。本当に皆さんのおかげで、今は約20人の子どもや若者が代わる代わるやって来ては、自由に過ごしています。


―ふだんの活動は、どんなことをなさっていますか?

 ログハウスにやってくる子ども達や若者達のニーズに応じて、様々なサポートをしています。開設当初から、「子どもを真ん中に、親・教師・地域が手をつなぐ」をモットーとしてきました。時には家庭訪問をして、御家族の方と今後の生活設計についてお話しすることもあれば、高校や大学へ行きたいという子ども達には、学習のサポートをすることもあります。また、現役の中高生から相談があれば、原則としてその都度、学校の先生方と情報を共有するようにしています。子どもや若者達に接するときは、「一緒に学ぶ」という姿勢を大切にし、「上から目線」にならないように気を付けています。
 そうやって、子ども達が変わっていき、未来に向かって歩み出すという場面に、日々沢山出会っています。学校を離れて10年経っても健康で、そんな毎日を送れていることに、感謝の気持ちで一杯です。


―最近、特にホットなトピックがあれば教えてください。

 毎年夏に、有田川町の山奥にある廃校になった小学校で、「どき×2 わく×2 さまぁ~キャンプ」を開催しています。10回目を迎えた今年は、地域の学校の先生方や、みらいを利用している子ども達、若者達等総勢29名が参加し、バーベキューや花火等を楽しみました。毎年、町役場さんの御厚意で、場所を無償で提供いただいているのですが、今年は難病の子どもが参加するということもあって、町長さん自ら隣の公民館の畳の部屋を手配してくださいました。町役場の皆さんには、月1回の福祉センターへの相談会や、出張学習教室でも、本当に良くしていただいています。
 また、先日ある女の子が、かわいい花柄のブラウスを着て、すてきな笑顔で会いに来てくれました。その子は、去年まで4年半のひきこもり生活を経験していました。その間ずっと、お母さんとの面談を続け、本人への手紙も書き続けていました。去年の12月になって初めて本人から返事が来て、学校に行こうと思うと書いてありました。4月に高校に入学し、元気に通学しているようです。
 こういった人と人とのふれあいが、私自身を励まし、勇気づけてくれています。


―最後に、和歌山の若者たちに一言メッセージをお願いします。

「自分に正直に生きてほしい」
真実から目を背けず、様々なことを学び、自分に自信をつけ、自分の意見を言える人間であってください。
自分を大切にすると共に、他人も大切にする、そんな本当の意味で「優しい人」であってほしいと思います。
なかなか生きづらい世の中かもしれませんが、希望を捨てることなく「みらい」を見つめ続けてください。

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