山下 宏美 さん(田辺青少年センター派遣少年補導職員)Message 32

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  山下 宏美 さん

    Yamashita Hiromi 

和歌山県生まれ。平成3年、和歌山県警察職員(婦人補導員)を拝命。警察署から派遣される形で青少年センターに勤務。白浜青少年センターを経て、現在は田辺青少年センターで青少年健全育成と少年非行防止に取り組む。

田辺青少年センター

 昭和35年設置の補導センターを前身とする、田辺市周辺地域の青少年健全育成と非行防止活動の拠点。
 現在、田辺市と上富田町の全域を管轄しており、「補導活動」、「立ち直り支援活動」、「相談活動」、「環境浄化活動」、「広報啓発活動」の5つを柱に、センター長以下6名のスタッフと、約250名の地域ボランティアである補導委員が、地域の学校等と連携しながら活動している。県内には同様のセンターが、各市町村主体で計20か所設置されている。
(所在地)〒646-0035 田辺市中屋敷町24-49 
(電話)0739-22-3177

―まず、この仕事を始めたきっかけを教えてください。

 幼い頃からの夢は、保育園か幼稚園の先生。その願いどおり、幼稚園の産休補充として勤務し担任をさせていただきました。そこで、やはり子どもに携わる仕事がしたい、そう強く思いました。夢叶い、この職を拝命しました。戸惑いながら、ただ先輩の後を追っていた未熟な私に、上司や先輩が、厳しく、優しく、丁寧にたくさんのことを教えてくれました。そしてたくさんの子どもたちとの出会いがありました。
 時には、少年の話を聞きながら、泣いたり怒ったり・・・ある少年には、「何でそんなに感情移入できるのか」みたいな事を言われながら苦笑いされたこともあります。実は、拝命した直後の研修会で、「心は温かく、されど頭は冷ややかに」との指導を受けていました。その言葉の意味を本当に理解できたのは、私自身、人生経験を重ね、年をとってからです。子どもの人生の一瞬にしか関われない仕事だからこそ、子どもとの出会いを大切にしたいと心がけています。

―ふだんの仕事は、どんなことをなさっていますか?

 センターの活動の柱は5本ありますが、その中で3点を取り上げます。
 1点めは少年への直接指導です。街頭補導の場合は現場で指導します。センター招致の少年の場合は、面接指導を行い、併行して保護者の方と話し合いをします。
 2点めは、巡回活動です。子どもたちの安全を守る一環で、青色灯付き公用車で下校時の巡回を行っています。「さようなら」と声をかけると手を振ってくれたり、「お仕事がんばって」と声をかけてくれる子どもたちの笑顔に、日々励まされています。
 3点めは、学校での授業です。子どもたちが被害者にも加害者にもならない未然防止対策として出向いています。学校に招いていただき、昨年は年間約80回実施しました。「防犯」「喫煙・飲酒・薬物の乱用防止」「情報モラル」等、全て子どもの安全がテーマです。特に数年前から気になっているのはインターネット関係。
 ネットは、正しく使えば大変便利なものですが、使い方を間違えれば凶器になります。デジタルネイティブといわれる生まれた時からコンピュータのある世界に育った子どもたちに、正しい判断力を身につけてほしい、その思いで、研修会で時代に合った知識を取り入れ、今の子ども達の心にしっかり届く授業ができるよう、センター職員と一緒に努力しています。この授業で出会った子ども達から、数年経っても声をかけてくれることがあります。とてもありがたいと思っています。
 余談ですが、かつて知り合った子どもたちが、突然訪問してくれることがあります。仕事の愚痴や将来の夢や不安、いろんな事をしゃべって、サッと帰って行きます。疲れた時にしか来てくれないけれども、センターが居場所のひとつであるならば、とても嬉しい、と思っています。

―最近、特にホットなトピックがあれば教えてください。

 再非行防止の取り組みとして、「立ち直り支援活動」があり、長期的にかかわりを持つ少年がいます。
 面接指導が中心ですが、最近はスポーツ活動も取り入れています。普段の表情とは違い、活き活きとした表情になります。この他、和歌山県警が、大学生ボランティア「ブロッサムリーダーズ」の協力を得て展開している、非行から立ち直ろうとしている少年達を対象とした「立ち直り支援活動」にも、子どもや職員と参加しています。これまでにも、陶芸教室や熊野古道ウォークや地曳網といった体験やレクリエーションの活動プログラムがありました。この活動でも、少年達が、普段大人に見せないような笑顔をたくさん見せてくれました。これは年齢の近い大学生ボランティアの力が非常に大きい、そう感じています。なお、これまで中心的存在であった大学生は、来春から学校教員になるそうです。この経験を糧にして、きっとステキな先生になっていただけるものと大いに期待しています。

―最後に、和歌山の若者たちに一言メッセージをお願いします。

“ひとりで抱え込まないでください”
悩んだり壁にぶつかったり落ち込んだりすることはあると思います。私もそうです。そんな時は、ひとりで抱え込まず、周りの誰かに話してみることも一つの方法かな?と思います。身近な人や行政機関、どこでもいいです。100%分かってもらえなくても、話を聴いてもらって、何となく共感してくれるだけで少し楽になれたり、少しだけ元気になれるかもしれません。

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