Yamamoto Tadashi
和歌山県生まれ。大学卒業後、民間企業で勤めた後、平成18年より現職。
青少年の家を利用する子ども達にとっては、「優しくて頼りになるけれど、怒ると怖いお兄さん」
豊かな自然環境において、家庭教育と学校教育、社会教育の調和をはかりながら心身ともに健全な青少年の育成することを目的とした宿泊研修施設。同様の県立施設は他に、紀北(かつらぎ町)、潮岬(串本町)の2ヵ所。
(所在地)日高郡由良町大引961-1(TEL)0738-65-2351(FAX)0738-65-2352
大学を出てしばらく大阪で働いた後、仕事をやめて郷里の有田に戻り、中学・高校とやっていたバスケットボールを小学生に教えたりしていました。大阪での仕事は、子ども達と関わる仕事ではなかったのですが、もともと子どもは好きな方で、今のような仕事にも興味がありました。そんな時、平成18年から、県立青少年の家に指定管理者制度が導入され、それまで県の職員が行っていた施設の管理運営を、民間企業が担うことになりました。それを機に、縁あって青少年の家のスタッフとなりました。
草刈や掃除といった施設管理、利用する団体の指導といった日常業務の他、青少年の家として企画する事業の計画と運営を行っています。これは、地元の資源や人材を活かし、この地域ならではのプログラムを企画し、子ども達に様々な体験をしてもらう、という催しです。
一例を挙げると、「太古探検隊」と題して、近くにある戸津井鍾乳洞へ入ったり、石灰岩で有名な白崎海岸で化石を探したりしながら、地球の歴史にふれています。また、万葉集にも詠まれた由緒のある海を、船に乗って古代人の気分を味わうプログラムもあります。こういったプログラムには、地質や文学等に詳しい、地域の方々が講師として来てくれています。この他にも、干物を作るプログラムには地元の漁家の奥さん方が、星空観察には地元の天文愛好家グループの方々が、協力してくださっています。
ちなみに、青少年の家の敷地には野生の八重咲きすいせんの群生地があり、冬場には観光バスもやってくる名勝地になっています。すいせんが花をつける1月には、毎年青少年の家でも「すいせん祭り」を実施しており、多くの方々で賑わいます。青少年の家では、職員も来所者もこのすいせんをとても大切にしています。
和歌山県では、青少年自身を含む各世代が一丸となって、地域の青少年を育成するという世代循環のシステムとして、リレー式次世代健全育成事業に取り組んでいます。先日はその事業の2泊3日の合宿があり、県内の101名の小中学生が参加しました。その中では、青年や高校生が中学生を育て、中学生が小学生を育てるような形を採っています。今は、青少年の家だけでなく、地域での普段の生活でも、そういったしくみを作っていこうと、地元の様々な団体にも働きかけています。
子ども達と関わっていて、もちろん全員ではないのですが、「一生懸命がカッコ悪い」と思っている子が目につきます。そういう子は、ダラダラしたり、ヘラヘラしたりするのがカッコいいと思っているのか、何事にも冷めていて、精気のない目をしているように感じます。何かに一生懸命になることは決してカッコ悪いことではないし、むしろ大人に成長していく上でとても大切なことです。スポーツでも勉強でも趣味でも何でもいいので、熱い心を持って一生懸命に取り組んでみませんか?
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